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過去のブログEx-Blog ※過去の司法書士日記(ブログです)

司法書士事務所尼崎リーガルオフィスの司法書士と事務員の日記です(不定期更新)。
法律ネタや司法書士実務の解説、日常の出来事、好きな音楽・好きな本、その他・・・。

2011年12月

■2011年12月1日 コミュニケーション

今日から12月です。毎月初めにはページ作成の必要もあり、このブログを更新していますが、ちょっと前まで「暑い、暑い」と言っていたように思いますが、何とも時間の経つのが早いものです。

先月は研修がわんさかとあり、休みなしの1ヶ月でした。そのためか、風邪を引いてしまい、最初の徴候から3週間経った今も咳が止まりません。歯医者も半年前に行ったきり、虫歯が痛むのですが行けてません。実は、明日で38歳になるのですが年齢を感じざるを得なくなりました。

さて、今日は尼崎市広報で興味ある記事があったので紹介します。

孤独死など、「無縁社会」を象徴する出来事がしばしば報道される現代において、フランスで始まった「人と人とのつながり」を回復する試みがあります。

1999年、死後1ヶ月を経過した高齢者の住宅の片づけなどをした30歳のパリ市の職員。隣人との接触を避けている自分の生活を振り返り、自分の周りでも同じようなことが起きているのでは、とショックを受けます。

そこで、「隣人を外に連れ出そう!」と決意し、ご近所同士が飲み物や食べ物を一品づつ持ち寄って、おしゃべりをするパーティ『隣人祭り』を開くことにしました。

妻と作った招待状を近所の家の郵便受けに配って集まった100人以上の人からは、「こんなお祭りをなぜ今まで考え付かなかったのだろう」という声が次々に挙がりました。

祭りでの話題は、子供たちが通う学校のことから、ゴミの出し方や夜遅くに騒ぐ住民への苦情まで様々です。今まで話ができなかったことも、ワインでリラックスした雰囲気の中では、本音で話し合えたようでした。今では、フランスだけでなくヨーロッパ中に広がって、280万人もの人が参加するイベントに発展しています。

(以上、尼崎市人権啓発推進企画員・奈良教育大学名誉教授 中川喜代子さん筆)

司法書士の仕事をやっていると、人間関係のひずみで生じるトラブルが多い事を感じます。
遺産分割だったり、貸金だったり、男女問題だったり。起こってしまったトラブルを解決する方法の提供は法律を使ってできますが、大切なのはそういった問題が起こらないようにすることだと思います。それは、教育であったり、上記の記事のような隣人との直接的なコミュニケーションが重要な役割を果たすものと思います。

パソコンも現代の生活には欠かせません。私も、メールやSNSを使って多くの友人・知人と交流し、買い物も情報検索も、司法書士業務である登記でさえパソコンでやってますが、ゆっくりと時間をとって人と対面する直接の時間を取りたいと思いました。


■2011年12月5日 年末年始の休業について

昨日は4歳の長女と一緒に温泉ランドに行ってきました。私は温泉大好きで、長女も好きなようで、ふだん家のお風呂に入るまでは洋服脱ぐのも着るのも遅いのですが、温泉だと別人の様にスチャっと準備し、一緒に露天風呂や大浴場を楽しみました。・・合計で20分くらいはお湯に使って、さらに浴場で歩きまわっていたので帰るときは疲れて眠りそうになってましたが、次の温泉ランドも楽しみです。

さて、
年末年始の事務所業務予定についてですが、トップページにもUPしたとおり、

*12月28日(水)~1月4日(水) まで休業

とさせていただきます。年始の業務開始は5日からとなります。

休業期間中、郵便やメールのチェックのために不定期に事務所には出所いたしますが、基本的にご相談への対応はできません。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどお願い申し上げます。


■2011年12月13日 生活保護

先月から1カ月以上咳が続き、熱も出たり下がったりの状態でようやくながら病院に行くと、
マイコプラズマ肺炎の疑いと診断されました。
・・11月は業務・研修で休みがなく、病院に行くのが遅くなったのですが、さんざんウイルスを巻き散らしてしまったように思います。私はだいぶんよくなってきましたが、子どもや事務員さんが風邪になってしまい、反省しております。

さて、今日の日経新聞の記事で、『職業訓練受けない人、生活保護打ち切りも』という記事がありました。

司法書士債務整理業務も行っていますが、なぜ借金ができてしまったのか?を収支状況、生活状況から聞き取っていくと、生活保護制度を利用すべき場合のケースが多いです。生活保護制度は、社会保障の最後のセーフティネットと言われる制度であり、根拠は憲法25条に定められている『すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する』という条文にあります。

そのため、生活保護はその理由を問わず、現状として健康で文化的な最低限度の生活ができない状態にあれば、国(行政)はその申請を受理しなければなりません。

昨今の不況により、働きたくても働けない人の増加もあり、今年の8月には全国の生活保護受給者が
約206万人と、戦後の最高数に達しました。大阪市西成区では区民の4人に1人が生活保護受給者の状態にさえなっています。

当然、この保護費は国と地方行政が負担しており、税金から支弁されるものです。生活保護費は平成23年度予算で
3兆4000億円です。そのため、生活保護受給者に対して、自身で収入を得るようケースワーカーが関わっていくのですが、人材不足と雇用機会の問題からなかなかうまくも行きません。

で、今日の記事によると、『厚生労働省は12日に開いた国と地方の協議で、生活保護制度の改善策をまとめた。働く能力があるのに職業訓練を受けない人は、生活保護の停止を検討する。同時に就労支援を集中的に実施し、生活保護受給者の自立を促す。』とのこと。

本当に生活保護制度の利用をしなければ生きていくことが困難だろう、あるいは生活の安定までは必要だろう、と感じる方と業務で接し、一緒に生活保護申請に行き、借金は自己破産をして免責を受けたケースも多々あります。ただ、(私が業務で一度関係した実在の例ですが)生活保護制度を悪用して、行政から余計な支出をさせて、それを搾取している、いわゆる
貧困ビジネスをやっている者もいます。

国が生活保護制度の改革に取り組むならば、国がその就労の窓口を率先して整備すべきものと思います。民間にそれを求めるのは、政策としては不十分ではないでしょうか。また、生活保護費の一部は地方自治体が負担しているので、各自治体での積極的な取り組みを行っていただきたいです。その際に弁護士や司法書士、その他専門家を交えて進めていけばケースワーカー以上に生活保護者支援につながると感じることがよくあります。

私は大阪府民ですので、橋下市長と松井知事に組んでもらい、より実践的な生活保護制度への取り組みを行っていただきたいものです。


 ■2011年12月29日 今年の業務終了

事務所の年末年始休業は12月28日から1月4日まで、としておりましたが、予想通り本日も出社です。
今日は以前からご相談をいただいていた相続手続の依頼者さんと打合せ、あとは掃除で本年の業務は終了となります。
その後は、毎年恒例の年末温泉ランドにいきます!温泉ランドは大好きですがなかなか行けず、たまに行っても4歳の娘と一緒なのでゆっくりできないのですが、「今年の仕事が終わった~lという脱力感を温泉に浸かって癒すのです、、。

今年の振り返りですが、
1.ライフイベント
次女が3月3日に産まれました。二人目なので、誕生の感動よりも長女の世話をどうするか、事務所業務はどうするか、が現実的な問題でしたが、事務員さんの協力もあり、何とかしのげました。

2.家族の入院
次女も生後1カ月で高熱を出して1週間ほど入院。母と交代で24時間病院に付き添ったので、仕事⇒帰宅⇒病院⇒仕事の繰り返し。
長女は10月にアデノイド(鼻の奥のデキモノ、みたいなもんです)摘出手術のため入院。母がほとんど付き添ってくれたのですが、その分次女を緊張のお世話!お風呂やミルクが母と違うせいか、なかなか受けつけてくれず大変でした。
11月中旬から、私が風邪っぽくなり、1ヶ月以上も咳が続きました。結局、百日咳とのことで今も薬を飲んでます。歯医者も前回6月に行ったきり、次の予約が取れず年越しとなりました。来年は行けるのか!?いや、行かねば!

3.業務
債務整理は市民相談会でも顕著に相談件数が減りました。過払請求が認知され、その山を越えたということでしょうか。
ですが、私の事務所では司法書士1人体制なので、そもそも受任できる件数に限りがあり、債務整理の受任件数自体は変わりません。ただ、過払請求よりも自己破産や個人再生の案件が多くなったようには思います。

登記も増え、いろんな裁判事件もあり、それぞれ経験を詰めたのは今年の収穫です。

また、今さらながら裁判実務や理論の基礎となる民事訴訟法、特に要件事実について学ぶ機会があり、大変ながらも貴重な経験となりました。知識を得るにとどまらず、自分が行っている業務の基礎を100%理解していないことを再確認してしまい、改めて民法や民事訴訟法を勉強する時間を作っています。研修についていえば、司法書士阪神支部の研修委員長として、法務局の方と打合せをしたり、税理士や土地家屋調査士の方に講師依頼をしたり、と個人ではできない経験もできました。

4.来年の抱負
業務は控えてでも、研修をやっていきたいです。研修は自分が受講するもの、開催するものの両方です。
また、兼ねてからやりたい渉外事件を進めていくこと。英語での法律相談や裁判代理、日本だけでなく各国の法律体系を整理すること。先ずは英会話も再開し、受任した事件に関わる範囲で適用される外国法律を勉強したいなーという感じです。

依頼をいただいた方には満足いただけたり、そうでなかったこともあるかと思います。
来年も謙虚に、自身を高めていくよう努力を続けていこうと決意して、今年のブログを締めくくります。

皆様、よいお年をお迎えください。



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