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過去のブログEx-Blog ※過去の司法書士日記(ブログです)

司法書士事務所尼崎リーガルオフィスの司法書士と事務員の日記です(不定期更新)。
法律ネタや司法書士実務の解説、日常の出来事、好きな音楽・好きな本、その他・・・。

2011年6月

■2011年6月1日 司法書士・・の悩み。法人化。

今日から6月ですね。毎月月初になると、気分がリセットされ自分に渇を入れてます。

周囲の司法書士同期などと話していると、みな忙しいようです。といっても、儲かっている!にはすぐ結びつきません。
私もこれに当てはまります。

なぜ忙しいのか? 
マンパワー不足資格業の性質に拠るんだと思います。

マンパワーの問題は、個人事業である以上、従業員を雇わない限り発生する問題です。
資格業の性質とは、司法書士業務は司法書士でなければ行い得ないという根本的な問題です。

私のもっぱらの不満は、勉強する時間がないことです。時間があれば、法科大学院に行って体系的に法律を勉強したいですし、他の分野の勉強もしたい。各種セミナーに参加もしたい。英会話もしたい。。。 とやりたいことは尽きません。

基本的に、興味を持ったことにはのめり込むのですが、それをする時間がないことが悩みです。

他の司法書士と集まって司法書士法人を設立することで、この悩みも解決するかもしれないですが、これまた性質的には個人事業者の集まりの枠を超えることは難しく、事業の進め方や仕事に対する考え方、物理的に同じ空間を共有するにあたっての生活感の相違など、司法書士法人を設立したが解散したケースもよく聞きます。

とりあえずは、来月の司法書士試験の結果を待って、当事務所で補助者をしていただいた方を司法書士たまごとして互いにメリットのある仕事をしたいな~と考えてみたりしてます。ということで、がんばって合格して下さい!!


■2011年6月2日 報酬に対する考え方

今日は愚痴からです。

とある裁判所のとある事件に関して、本来の事件進行と関係のないことを知ることになり、かなり気分を害しました。・・と書いても、まったくわからないですね(私が関与したものなので守秘義務等の都合上内容は書けません)。腹を立てたのは、裁判所に対してです。裁判上で指摘されることはその内容を受け入れますが、裁判外でやいやいと余計なことを行っていた事実を知り、ムカつく限りです。

さて、
報酬について当事務所の考え方です。
司法書士業務を行って、依頼者の方から報酬をいただいています。法律上、委任契約は無償が原則ですが、一般に有償であることが通常です。委任契約が原則無償であるのは、請負契約等と違って、信頼関係を前提とするものだからと解釈しています。また、司法書士法には<国民の権利保護に寄与>することが司法書士の職責であることが明記されていることからも、司法書士が暴利をむさぼるのは倫理的に不可と思っています。

ですが、司法書士にも生活があり家族があります。また従業員の生活も支えなくてはいけません。そのため、報酬を頂戴しています。

報酬は当事務所のHPにも記載しています。業務上、正確な見積もりを事件受任前に提示することが難しいときが多いのですが、それについては遠慮なく聞いていただければ結構です。事件進行上のいろんな可能性を説明し、それに伴う費用・報酬は算出できるかと思います。

報酬について自分なりに貫いているのは、手続きの報酬と実費以外の日当や手数料名目の請求をしないことです。

例えば、住宅ローンを完済して抵当権抹消登記をする場合。登記手続きについての報酬は頂いて正当なことと思います。
ですが、登記事項証明書(いわゆる登記簿です)の取得手数料、申請日当 というような報酬を請求する司法書士事務所もよくあります。これについては、平成16年に不動産登記法改正前であれば正当だったのかもしれません。

というのも、以前の登記申請は、書面主義・出頭主義 という大原則があり、登記申請はその不動産を管轄する法務局に申請者が赴いて書面で提出しなければならないという仕組みでした。また、登記事項証明書も現在のようにコンピュータ化されて全国どこの法務局で見れるというインフラもありませんでしたから(余談ですが、だから法務局の近所には司法書士村があるんですね)。

ただ、今は郵送やインターネットで登記申請もでき、登記事項証明書もインターネットで請求ができます。その時代に、書類取得の手数料や申請日当はどうかと思います。

また、私が以前勤めていた旅行会社で、海外に入国する場合のEDカード(入国に際して提出する書類)の記入代行を4200円で行っていました。これも、ローマ字が書ければ自分で書けるものですし、書けなければフライトアテンダントあるいは添乗員が書きます。費用を払っているお客様がいる手前、添乗員が直接に書かなくとも教えてあげることはできますし、EDカードがなければ入国ができず(あるいは入国時に通訳等を審査官が用意するため)時間がかかり、その分ツアー参加者全員に迷惑がかかります。なので、結局添乗員が用意するしかありません。たまに添乗すると、この不都合を強く感じて、
せこいところでお金を取ることで全体の評価が下がることを痛感しました。

このような経緯から、司法書士事務所尼崎リーガルオフィスでは、書類取得のための手数料や申請日当、その他事務手数料等の名目では請求をしていません業務上、半日かけて申請することが必要な場合には実費と日当をいただくことになりますが、そういう場合は当方ではなく、現場の司法書士等に依頼するよう説明しているので、今まで半日かけて申請にいったことはありません。尼崎や伊丹、西宮、大阪などの近辺ではすぐに移動できるので日当等はいただきません。仮に日当等が発生する事情があれば、当事務所の例外になるので、必ずご説明して納得いただいてから請求をします)。

前に聞いた話だと、新築マンションの登記申請で申請日当をすべての方(買主様)に請求をしていたが、実は全買主様の登記を同日に行っていたとか。1回の申請で、100戸のマンション×申請日当3000円なら30万円!。。。倫理観はどうなっているのやら、ですね。
 
 ■2011年6月9日 大学同窓の方とのつながり

最近、事務所に私服で来るようになりました。出所後、裁判所(書類を出すだけでなく法廷に出廷するとき)に行くときや、依頼者の方との面談・打合せのときは事務所に置いてあるスーツに着替えます。

・・・自営業の特典、言いかえれば堕落です。先日、同期の司法書士事務所に行く機会があり、この堕落システムを使って仕事をしていることを知り、よく考えれば通勤はスーツじゃなくてもよいのか、クリーニング代も節約できる!と思い、当事務所でも採用しました。事務員さんの士気が落ちなければよいのですが、楽なんですもん。

さて、最近相続登記に関する依頼が続きました。当事務所の場合は以前に手続きをした依頼者の方の紹介とホームページをご覧いただいて来所される方がほとんどです。ですので、初対面が通常で、私と依頼者の方に接点はまずありません。

ですが、今回はホームページをご覧いただいたところまでは一緒ですが、私の卒業した関西学院大学社会学部の先輩である方や依頼者の方の娘婿様が卒業された、と母校である関西学院大学、しかも社会学部つながりが続きました。

やはり、学生時代を同じ上が原のキャンパスで過ごした(中芝、とか銀座通りとか懐かしい響きです!)依頼者の方とは、人生の一部を共有しているようでうれしいです(もちろん、他の依頼者の方と同じように業務を行いますので、同窓だから特別扱いってわけでは司法書士倫理上ありえません)。


さらに、大学1回生のときに同じゼミだった同級生から、10数年ぶりにメールが来ました!今の同級生の状況を教えてもらい、懐かしい名前を聞くことができました。

依頼をされる方が、司法書士を選択する場合、通常は面談するまでその司法書士がどんな人間なのかわからないのが通常と思います。お昼御飯を食べるために適当にレストランに入るのと司法書士に業務を依頼するときの気持ちは違うはずですので、同窓ということでも親近感が湧くのですね(私も逆の立場ならそうです!一緒に『空の翼』を歌いたくなります)。

兵庫県司法書士会は関西学院の地元ということもあり、けっこう卒業生である司法書士は多いです。
今度は司法書士内部でも同窓集まりしたいな~と思いました。


今日のブログは内輪ネタになってしまいましたが、MASTERY FOR SERVICE の気持ちでご容赦ください。

■2011年6月14日 ぽっかりとした時間

一日業務をしている中で、ぽっかりと時間が空くことがあります。もちろんやるべきことは色々と山積まれているのですが、、休憩時間も必要ですね。

そんな休憩時間のブログなので、どうでもいい内容ですが、ウチの事務所にあるコピー機はFAX・スキャナ・コピーの複合機です。スモールオフィス向けの製品ですので、大量コピーを想定しておらず、とにかく印刷速度が遅い!近々申立をする破産事件の添付書類として提出する預金通帳が15冊もあり、事務員さんに全ページをコピーしてもらうと、それだけで
4時間かかりました。。

自分がやったわけでないのですが、なんだか私も疲れました(延年とコピーをしていただいた事務員さん、お疲れ様でした m(__)m)。こういう経験をして、機能のよいコピー機を購入する動機につながるんでしょうけど、買い替えません!! なので、営業は不要です。

事務所にお越しになる営業を勝手にランキングすると、
① 
ホームページのSEO対策(ホームページのアクセスをUPして集客につなげましょう、という趣旨)
② 
電話回線(電話会社を変更することで毎月の電話代が安くなる、という趣旨)
③ 
コピー機(高性能なのをちょうど今持ってきてますから見て下さい、コスト削減と業務効率UP、という趣旨)
他 コーヒーの販売、分譲マンションの案内、ホームページやパンフレット掲載用の写真を撮影するカメラマン など

基本的に営業は断っています。特に飛び込みの営業は100%断ります。
いいな~、と思う商品であってもその場で即決することは100%ありません。
営業の上手な方とお話していると、つい本当に必要でないものでも購入してしまうことがあるからです。

これは、一般の方の訪問販売でも一緒です。「その場で絶対買わない。本当に買いたくなったら後日に契約する」というポリシーを貫くと冷静な判断ができますし、後悔もありません。

ちなみに、訪問販売の場合は原則として
クーリングオフが可能です。

クーリングオフに関して、ある意味面白いのは
<通信販売>には適用がないことです。なぜか?一方的なセールストークにはまり、冷静な判断で購入意思の決定ができない可能性のある訪問販売と違って、通信販売は購入者自身が熟考することができるから。

法律、冷静な条文つくってますね(特定商取引法がこの法律です)。



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※手続きの受任に際しては、事務所または依頼者の方の指定する場所で司法書士との面談が必要となります。司法書士が出張する場合で原則として往復1時間以上要する場合には交通費実費と日当が加算される場合がございます。