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司法書士尼崎リーガルオフィスの司法書士の日記です。
法律のことのみならず、ふだん私たちが考えていること、単なる趣味、親ばかな子どもの成長報告など・・・

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■2010年9月17日 セミナー終了! / 司法書士 山際 勉

久しぶりの日記更新です。昨日、ある不動産賃貸業者さんが主宰した賃貸オーナー様向けの不動産セミナーに講師として
行き、家主司法書士が語る賃貸トラブルの現在 と題してセミナーを行いました。

その準備に忙殺され、昨日までは忙しく日記も更新できなかった次第です。

セミナーは90分の予定時間。最初は、そんな長い時間話せないです!と言っていたものの、資料を準備していくにつれ、
90分では足りない内容になり、昨日も本当はもっと説明したかったところも資料だけ見て下さいと言わざるを得なくなり。。。

私自身が賃貸人の立場でもあり、今回のセミナーは賃貸物件のオーナーさんが多数(50名以上!)来られましたので、私も
伝えたいことがたくさんとありました。ですので、セミナー内容も通常の賃貸セミナーとは異なった趣があったと思います。
その点、賛否はあるでしょうが、セミナーに参加された皆さんが少しでも感じるところがあれば幸いです。

私、個人的にはセミナーは好きです。

司法書士業務を行っていると、ご相談に来られるのは通常、すでに「当事者では解決しない」状態になっているのですが、
法律トラブルは未然に防ぐことができます。ですが、なかなか未然に防ぐための方法を知り得ないのがふつうです。
そのため、セミナーを開催された場合には どうやったら法律トラブルを未然に防ぐことができるのか ということを意識して
お伝えするようにしています。

どんなテーマでも、というわけにはいきませんが、司法書士事務所尼崎リーガルオフィスではセミナー講師も積極的に行うよう
にしております。人数が少なければどなたかのご自宅で行うこともできますし、大人数の場合にはスクリーン等に資料を映して
説明することも可能ですので、もしセミナーをやって欲しいという方がおられましたらお気軽にご相談ください。

さて、ようやく季節も秋になってきた9月の後半。私には一番気になることがあります。

・・・それは、10月からのタバコ値上げ!

1箱120円ほど上がるので、とりあえず現在10カートンは予約しました。併せて、禁煙補助剤も買いました。
これを機に禁煙するかどうか、心が揺れています。

■2010年9月22日 債務整理業務について / 司法書士 山際 勉

今週はSW(シルバーウィーク)ということで、祝日が飛び石にあり、なんだかゆったりした気持ちです。
明日も秋分の日でお休みですが、昼からゆったりと事務所に来て業務の予定・・。でも、落ち着いて仕事をするには休みの日が
一番効率的なのは事実ですね。

さて、当事務所でも多く扱っている債務整理業務に関して、最近思うことです。

債務整理は依頼をされる方によって取るべき選択は当然違ってきます。

長期間、利息制限法を超える利率で取引をされていた場合は過払い金が生じていることがあり、返す のではなく 返してもら
手続きになります。これを過払い金返還請求といいますが、この場合には任意交渉をするか訴訟提起をするか、という選択
です。

将来の利息を免除(0%)あるいは減額してもらい、分割で返済をしていくことを任意整理といいます。
この場合は、毎月の返済原資がいくらか?を依頼者の方に十分考えてもらい、それをもとに和解交渉をしていきます。

支払不能の場合(おおむねの基準として3年間で債務返済ができないとき)は自己破産、それに近い状態だが住宅ローンがあ
り住宅を手放すことなく経済的に立ち直りたいときは個人再生手続きを選択していきます。

このように債務整理の方法は種類がありますが、これは依頼者の方自身で最終的に決めていただくしかありません。
司法書士として、現実の収入や債務額から、こういう手続きが適当だというアドバイス、また、具体的な手続きの影響をお伝えす
ることはできても、その効果は依頼者の方に帰属しますから。

最近、債務整理を依頼いただいた依頼者の方とまったく連絡が取れない状況になってしまった事案がありました。
連絡が取れなければ代理人である司法書士は手続きの進めようがありません。結果、辞任せざるを得ず、そうするとまた債権
者からご本人に連絡がいきますし、もちろん債務額は変わりようがありません。

せっかく、債務問題を解決しようと事務所までお越しいただいたのに、そのような結果は私がもっとも残念に思うことなのです。
債務問題は法的に解決はします。ただ、それは依頼者の方の<債務問題を解決したい>という気持ちがあってこそです。


督促が続く毎日に困って、その場しのぎで司法書士や弁護士に依頼するのではなく、真に債務問題を解決するんだ!という
気持ちを依頼者の方にも持ち続けていただきたい、と思う今日この頃でした。


■2010年9月28日 武富士が会社更生法申請へ

ようやく猛暑が終わったと思えば、すっかり秋ですね。
なんだか毎日暑すぎたので、服装が季節に合ってなく、ジャケットなしで自転車を漕いでいると寒く感じました。

さて、消費者金融大手の武富士が本日会社更生法に基づく申立を東京地裁に申立てました。

とうとうこの日が来たか・・・という気持ちです。昨年くらいから、武富士は過払金返還請求をしても分割での返済を提示してきて
会社の資金繰りも社債返還が厳しく、、銀行と資本提携をしていないという状況からも、消費者金融大手の中では一番大変な
印象がありましたから。

武富士に関する関連記事は、インターネットで見ていただくとして、個人的な感想とアドバイスです。

武富士という消費者金融大手が会社更生法を適用した手続きを利用した、ということ自体に大きな社会的な意義があります。

会社更生法を適用した会社で、誰もが知っている会社といえば JAL ですが、会社更生法は債権者に大きな負担(=債権
カット)
を強いて、スポンサーを見つけて会社を再建するという手続きですが、一消費者金融会社、しかも武井氏が一代で築い
た会社を誰がスポンスできるのか?という点。当然、JALのように飛行機という公共性がないわけですから、国もお金は出せな
いでしょう。

そして、JALなどの場合は一般市民の債権者はほぼいませんでした(株主である一般市民は株価を下落により不利益をこうむ
ったのですが、それは株主としての地位にあるからです)。JALと取引をしている一般市民はまずいませんでしょうから。。
要は、JALの場合は債権カットを余儀なくされた債権者は取引会社であるということです。ただ、武富士の場合、過払請求をした
多くの一般市民債権者がいるというのは大きな特色です。

会社更生法の場合は、裁判所が決定した弁済率に従って、過払債権を一律にカットしていくので、過払金を原資として他社への
返済や生活設計を考えていた人はその予定が大きく変わってしまいます。

過去にもライフというカード会社が会社更生法を適用しましたが、武富士と比べるとその規模は限られています。
今回は消費者金融の最大手と言われる武富士が実質的に破たんしたということ、それに対してどのような更生計画が立てられ
るのかという点で非常に注目すべきです。


・・・私が懸念する点は、他の消費者金融の対応が変わってくることです。
現に、本日、他の消費者金融に過払金返還請求訴訟をしていた事案で和解交渉をしますと、<某大手さんも潰れる(注:潰れた
わけではないんですが)時代ですから。ウチもどうなるかわかりません>と言ってました。
そして、過払金返還に対する対応は今後厳しくならざるを得ないとのことでした。

なお、武富士に対する過払金返還は今後も当然できます
返還率が裁判所によって決められる計画による、というだけです。
ですので、利息制限法を超える利率で取引をしていた場合で約定残高がある場合。いくら返してもらえるか、は見通しが厳しい
ですが、<0円>にして支払う必要がないレベルには持っていけます。

武富士と取引のある方は、ご自身がいくらの利率でどのくらいの期間取引をしているかをご確認ください。
ケースによっては、今後の支払いが不要になることも多くありますので、尼崎リーガルオフィスあるいはもよりの弁護士・
司法書士にご相談ください。


■2010年9月30日 武富士の会社更生法に関連してQ&Aページを作成 / 司法書士 山際 勉

今日はかなり秋めいた・・というか、寒いくらいです。

昨日からすっかり風邪を引いて、ノドは痛い・体はだるい・目はしんどい・頭はいたい の状況で家で寝ていたかったのですが
司法書士事務所尼崎リーガルオフィスに司法書士の代打はいません。10時から、吹田簡易裁判所で調停期日もあったため、
出廷してから事務所にたどり着き今に至ります。

さて、武富士に関して続報です。といっても、まだ詳細はこれから裁判所で決定されていくので具体的な弁済率等のことではな
く、とりあえずの連絡窓口や武富士と取引をしていた方はどうすべきか、といった程度のことですが、債務整理サポートのページ
に情報UPしましたのでご参照ください(こちらから武富士情報へリンク).。

はて、今までメガバンクと資本提携をしてこなかった武富士、しかも消費者金融の大手である武富士。会社更生は本当にできる
んでしょうか?規模が大きすぎ、また、利用者が多すぎてスポンサーが見つからないのでは!?と思ってしまいます。その場合
は、破産しかありません。そうすると、過払金債権者への配当はまず0でしょう。

10月5日には大阪で債権者集会が開かれます。荒れるでしょうが、これからも情報収集してホームページにUPしていこうと思
います。

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